〒605-0861
京都市東山区清閑寺霊山町1
開館時間 10:00〜16:30 / 休館日 毎週月曜 ※他にも臨時休館日あり
1970年(昭和45年)に開館した霊山歴史館は、維新の姿や精神を伝えることを目的とする日本で唯一の幕末維新専門の博物館で、明治維新に関する江戸中期以降の諸藩志士をはじめとした、公卿、諸侯、藩主、文人、画家などの5000点を超える資料を常時展示している。
春秋とテーマを設けた特別展も開催しており、約100点の資料類が追加展示されている。
NHK2004年度大河ドラマ「新選組!」が放映されていた頃は新撰組の特別展も行われていた。新撰組関連の資料では、常設でも新撰組隊士名簿、袖章、近藤の鎖帷子などたくさん展示されている。
幕末維新の第一人者である木村幸比古先生を学芸課長としており、先生の著書が直筆サイン入りで入手できる。
入り口にある石碑。
「近代日本を開花せしめた
維新の志士の尊い精神を
学び この国の歴史と伝統
に立って あすの日本を
考えるために 心をこめて
若き人びとにおくる」と刻まれている。
※館内は撮影禁止です。
1階には、デジタル走馬灯、映像コーナー、パネルやDVD、パソコンコーナーなどのAV機器を用いたコーナーと、その時のテーマに合わせた資料が一堂に並んでいる。近藤勇の鎖帷子や島田魁がお腹に巻いていたとされる新撰組大幟、坂本竜馬を斬った刀など貴重な展示品が常設。
2階には年代順に並んだ分かりやすい年表のパネルと、再現模型コーナーがあり、池田屋事件の再現模型や坂本竜馬暗殺事件現場の近江屋を忠実に再現した模型、NHK大河「新選組!」の近藤家の模型が展示されている。
※館内は撮影禁止です。この写真は許可を得て撮影しています。
京都市在住の彫刻家江里敏明さんによる作品。
新撰組副長・土方歳三の座像。
鳥羽伏見の戦い敗戦後にフロックコートのようなマントにブーツといった洋装に切り替えた姿で、胸に短銃、腰には短刀をぶら下げている。
世界で唯一存在する、新撰組一番隊隊長・沖田総司の立像。写真など正確な資料がないために、文献や言い伝えなどを元にし、さらに居合道高段者の動きも参考にした洗練された立ち姿になっている。
@色が黒くて背が高い、Aヒラメのようなのっぺりとした顔、B子供好きでひとなつっこいといった特徴が参考にされた。
「現代の人が親しみやすいように当時の人物よりも顔を小さくした」と作者の江里さんのコメント。(朝日新聞より)
海援隊隊長・土佐郷士の坂本竜馬座像。
立像は全国各地ゆかりの地に建立されているが、座像は霊山歴史館のこのブロンズ像が唯一。
巡った日:2003/03/14
2007/12/02